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野口健『あきらめないこと、それが冒険だ』

ここのところしばらくご無沙汰だった甲府のアウトドアショップELK。最近またエルクの雰囲気に惹かれて度々足を運んでいるのですが、今日は、このエルクであの野口健さんのお話が聞けるということで、母と一緒に行ってきました。だいたいいつも夜のイベントというと19時スタートなので、仕事の都合上間に合わないのですが、野口健さんのこととなると融通がきくらしい(笑)

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2月はじめに聞いたばかりではありましたが、またまた刺激を受けて帰ってきました。

最後の質問コーナで教員の方からの質問があり、「“あきらめない”ということを子どもたちにどう伝えたらよいか」というような内容でした。

個人的には「あきらめないこと」それをどう言葉で伝えても、伝わるかどうかは話した人の生き方、その人の歩いてきた道でだいぶ違うものだと感じたし、単純に道徳で学んで教えられる伝わるものではないと思いました。だいたいが大人の言うことなんて聞かないと思うし、聞きたくもないだろうし、ではそれを感じさせられるような大人に自分がなったかどうかと問われれば、やはり伝えられるまでの力はなく完全に力量不足ってやつですよね。

もっと大人も懸命に生きたらいいと思うし、がむしゃらってやつになればいいのだろうけれど、大人のカッコつけみたいなところもあるし、実際大人なんてあきらめてることばっかりじゃん、ってほぼ誰もが思う。でも実際あきらめないって何を「あきらめない」のか。長い人生、全部が全部、最後まで諦めずに懸命になんてやっていたらそれこそご臨終です。

野口健さん自身も、このようなタイトルがありながらも、「あきらめてばかりだ」とおっしゃっていましたね。だからこそ、凍傷で奪われることもなく5本の指があり、命があり・・・とも言っていました。

冒険家植村直己さんの言葉の中に、こんな言葉がありました。

「冒険とは生きて帰ってくることだ」

今日、タイトルになっていた「あきらめないこと、それが冒険だ」ということは、そこに帰ってくること。

命を守ることをあきらめないこと。

植村直己さんのこの言葉と、野口さんとの話がずっとリンクしていて、二人の生き方が重なったように思えた個人的にはとても貴重な講演でした。

「考えるな感じろ」とはブルース・リーの言葉ですが、感じることがなければ考えることもできない。知識ではなく体感すること。その感覚を目覚めさせてもらいました。

「生きることをあきらめない。それが冒険だ」

と締めておこう。