大菩薩
久しぶりの単独行。そして今年初の大菩薩に行ってきました。
天気が悪いからか8:30頃に長兵衛小屋に到着したにもかかわらず、駐車場はガラガラ。時期的にもこんなものなのでしょうか。
ササッと仕度をしてみると地図もないカメラもないおつまみ(行動食)もない、気づけば一切を忘れてきてしまいました。どうりで朝わりとすんなり家を出てきたわけだ(笑)
ザックの中身はいつもとほぼ変わらず、水が1Lほど少ない程度。上で食べてくるつもりはなかったけれど大した距離でもないので一応ジェットボイルとカップ麺も入れて出発。水が少ないにしても、だいぶ軽く感じました。この感覚、いい感じ。
朝、思ったより明るかったのでお昼頃まではなんとか天気がもつのではないかと思いつつも、雨の中歩くことは覚悟してきたつもり。それでも歩き始めに降っていないとなると途中で雨に降られるのはやはり面倒なのでやはり降る前に戻ってはきたいなと思いながら出発。
そんな中、今回はゆっくりでもなんでもとにかく「同じペースで歩き続ける」ことを目標に歩いてきました。単独だし、天気も良くないし何か目標がないとヘタレてしまう(笑)
淡々と歩いてほぼコースタイム通りかな。
親不知ノ頭から大菩薩嶺方面。稜線はやはり気持ちがいいですね。
介山荘からはやはりあっという間の下山。
途中、毎回気になる富士見山荘からのルートを覗いてみましたが、まだまだここへ足を踏み入れる勇気はありません。
それにしても今回一番驚いたのは、鹿。唐松尾根方面へ登っていくと1800m付近でワサワサ揺れ動くクマザサの音に風っぽくもない怪しい空気を感じるとその先でこちらを見つめる鹿。しかも何頭もいる様子。
下山中には介山荘をくだって10分くらいのところで、目の前を横切って斜面を登っていく鹿。その先にやはり何頭かいる模様。
日中、しかも登山者多いこの時にこんなに鹿が出没してたっけ?年に何回も歩くことはないので、確かなことは言えませんが、それにしたってこんなに目の前に出没してくることなんてなかったと思います。昨年度から柳沢峠への道中にも日中に出没しているのを見かけるようになりましたが・・・。
まぁ、熊じゃないだけいいですけど。
もちろん小心者の私は「ここで熊を見かけたらどう行動するか」なんてことを考えもしましたが、最終的には「出会いませんように」と願うばかりでした。「森のくまさん」が頭で流れた時にはさすがに「ないな」と(汗)
下山後は、雨が降り始めたもののまだ帰りたくなかったので、ここでランチ。今日は前に試しに買っておいた担々麺。辛めだと私のお腹を刺激してしまうので山中で食べるのには抵抗があるのでここで試食してみました。若干辛さはあるものの、このくらいだったらいけるかな。ご飯をいれたら食欲湧いて美味しそうです。
そうそう、先日髪を切ったのでそれはそれは気持ちが良いこと。雨に打たれたわけではありませんが、小雨くらいなら打たれても気持ちがいい。雨の中でも部活に打ち込むあの時と似たような感覚なのかな。
なんだ、なんだかんだと単独でも楽しんでいるではないですか。うん、やはり独りの山も嫌ではない。寂しくないといえばウソになるかもしれないけれど、嫌いではない。
人から遠ざかろうとして山に行くのか、はたまた人とつながっていたいからこそ山に行くのか。
いちいちそんなことを思わせる山っておもしろいね。
<ヤマレコ>