ターニングポイント

ふと振り替えって度々思う。私はどこでこの人生を選んで歩き出したのだろうかと。

現在と同業職について一年。耐えきれなくて辞めた。思えば大学時代も何度もやめようとした。とにかく嫌だったのだが、自身に何ができるわけでもないのに勝手自分の作り上げた理想像に追いつかなくて逃げ出したかったのだろう。それは今でも自分の中にあって、もしかしたらその理想を誰かに重ね求めているのかもしれない。

よく考えたらその後はプー太郎。末っ子の甘えだろうか。なんてそんな風に思われるのが嫌で次に就いた仕事は一切弱音を吐かないときめた。そもそもこれが初めて自分で選んだ仕事。この会社に就いた時が一つのターニングポイントだったのは間違いない。二年間と言葉だけでみればさもない期間だが、ここでの経験は今でも活かされていると思うし、どうしても偏った見方をしてしまうけれどそれだけではないと気づかせてくれる。

影響を与えてくれたといえばバイオリン制作者の師匠と出会えたことも外せない。二十歳の誕生日をスナックで祝っていただいたことも随分と昔のことになってしまったけれど、今思えば忘れることのない一日。

そんな時から始まっていたのかもしれないな。どの道を行っても運命というレールの上を辿っているだけなんだろうか。

いずれ今の業種に戻ってくるとはわかっていた。「夢は諦めなければ叶う」という。結局のところ良くも悪くも私がずっと思い続けたものがここだったのであろう。

 

と、なんかいろんなことを思った。

最近昔のことをよく思い出す。